こんにちは、永遠の修行僧かず君PhDです。
皆さんは海外で生活したことありますか?
かず君は今まで日本でしか生活したことがありませんでした。
海外生活と日本の生活は実際に体験してみないと分からないものですね。
今回は、2年間のイギリス研究留学が終わり、日本に帰国した時に感じたことを述べたいと思います。
一人暮らしをしている皆さんも、久々に実家に帰った時に “あれっ?” っと感じると思います。
その “あれ?” のイギリスと日本の違い版です。
第5位 お日様が偉大
まずはなんといってもお日様の偉大さです。
皆さんイギリスの天気というと、曇ってばかりなんでしょ?雨が多いんでしょ?と刷り込まれていると思います。
はい、その通りです。
イギリスは春から夏にかけては日本には勝ち目はないほど気持ちの良い天気が続きます。
しかし、秋から冬にかけては、曇曇曇雨曇曇晴雨曇雨雨曇曇です。
イギリスには洗濯物や布団を外に干す文化がありません。
そのため、ふかふかの布団にくるまって寝るといった生活が懐かしかったです。
洗濯物に関しては、乾燥機を使うか室内干しのどちらかです。
乾燥機を使うと直ぐに服が傷むので、毎回室内干しにしていました。
これらの点に関しては日本っていいなぁって感じましたね。
1つだけ皆さんのイギリスの誤解を解きたいのですが、年間降水量を比べたことありますか?
実はイギリスの方が年間降水量が少ないのです(下図参照)。
その違いは、イギリスの雨は霧雨が短時間に小分けに降ることです。
日本のように、どばっと降らないので2年間で傘を使ったことは一度もありませんでした。
ご覧の通り、2018年では日本はイギリスの3倍量の雨が降っています。
今でも思い出しますが、2018年の6月は雨が無く最高の日差しを楽しんだのを覚えています。
第4位 意外とドライになった日本人
イギリスに住むまでは、日本人って噂通り親切で優しいと思っていました。
しかし、今の日本人は静かで礼儀正しいだけであって、お互いを助け合う優しさは欧米人の方がダントツだと思いました。
皆さんよく欧米人はレディーファーストだって聞くかもしれませんが、欧米人は女性だけでなく誰でもファーストなんです。
大きなスーツケースを2つ持って移動していると、紳士が Do you need hands? って必ず聞いてきます。
道に迷っている時や券売機で苦戦しているときも、必ず声をかけてくれます。
日本人の優しさは、田舎の地区に行けばまだ健在していると思います。
しかし、自分のことやスマホに自由を奪われ殺伐とした都会には殆ど存在していないと思いました。
今は日本だけでなく海外でも積極的に困っている人に声をかけるようにしています。
自分がされて嬉しかったことは、他の人にとっても嬉しいですからね。
第3位 安い 旨い 健康 日本食
イギリスの通貨は£ポンドを使用しています。
滞在していた2017年から2019年は1£=140-150円で推移していました。
大体どんな商品でも1.5倍すると日本円に換算できる便利な価格帯でした。
イギリスは軽減税率が適応されていて、スーパーで買う食べ物などの生活必需品には消費税が加算されません。
普段食べたり飲んだりするものは日本より安いです。
しかし、外食に関してはダントツ日本の方が格上です。コスパも栄養面も。
マック、ケンタッキーといったファズとフードは大体日本と同じくらいです。
しかし、レストランやパブで軽くご飯を食べると£15くらいしてしまい、お腹一杯食べると£20-30くらになってしまいます。
これに加え1 pint(中ジョッキくらい)のビールが大体£4くらいです。
最後に Bill please と言って見る金額は£30-40(¥4,500-6,000)。
決して贅沢なお店で食べているのではなく、普通のお店でこのお値段です。
何で高額かと言うと、外食などの生活必需品以外には消費税(VAT)が20%加算されるからです。
お値段も1.5倍であれば、カロリーも1.5倍。
それに比べて日本はどうでしょう?
ワンコインでお腹一杯食べれるお店もあるし、低カロリーな食べ物も一杯あります。
自分でコントロールすれば、外食だけでも低コスト、低カロリー、高栄養な生活ができます。
一人暮らしの方々にとって、とてもありがたい国ですね。
食物への感謝の気持ちが一層高まりました。
日本の牛丼、ラーメン、ファミレス、コンビニなんかはロンドンで勝ち残れるのではと思います。
第2位 環境破壊への意識が低い
ロンドンの街中にはゴミやたばこの吸い殻が沢山落ちています。
電車の中に新聞やコーヒーカップなども散らかっています。
最初は汚い街だなぁ。イギリス人はどんな教育を受けているんだ。と思っていました。
しかし、2年間住んで気付きました。
この汚染源は他の国から来た移民であって、生粋のイギリス人は日本人同様に公共のマナーを守ります。
それだけでなく、イギリス人はごみの量を減らそうと意識している人がとても多く、地球のことを凄く考えています。
皆さんはスーパーに行った時にレジ袋を貰いますか?
むしろ日本だとこっちから断らない限り無条件でレジ袋がついてきますよね?
イギリスはその逆で、レジ袋が無いのが前提で、Do you need bag?と聞いてきます。
国もレジ袋の有料化を義務化している時点で日本は遅れをとっています。
また、イギリス人は殆どの人がエコバッグを持ち歩き、スーパーのレジ袋も破れるまで持ち歩いて再利用しています。
ペットボトルも日本では1回限りの使い捨てのように使っている方が殆どだと思います。
イギリス人は洗って何度も使い続けていました。
というより、環境を考慮しあまりペットボトルの商品がありませんでした。
かず君も2年間 Sainsbury’s のオレンジ色の袋をリュックの中に2,3枚入れ2年間使い続けました。
ジムや職場に持って行くペットボトルは最低でも半年間は洗って再利用しました。
イギリス生活で少しでもごみを減らすように意識するようになりました。
イギリスのTVは日本のようなバラエティー番組は少なく、ドキュメンタリー番組が多いです。
小さいころから環境について考える時間も多いのかと思いました。
イギリス滞在中にこういった番組に感銘を受け、日々の生活で実行するようになりました。
周りにこういった人が増えると、よっぽど無知な人でない限りそれを見て真似すると思います。
特に我々日本人は教養の高い人種ですからね。
一人一人の小さな行動って大事だと思うので是非皆さんも行動に移してみてください!
第1位 スマホうつむきが尋常じゃない
渡英する前も日本は何となくスマホうつむき加減が多かった印象でした。
今電車に乗ると殆どすべての人がうつむいてスマホを弄っていて驚きました。
中にはスマホを使って勉強している人もいると思いますが、特に意味もなくスマホをスクロールしている人が多い印象です。
悪い事ではないのですが、余った時間のすべてをスマホに捧げるほど価値があるのか?と個人的に思ってしまいます。
結構衝撃をうけたのが、友達同士で電車で移動しているのに、会話をせずに皆スマホに熱中していた場面に遭遇した時です。
時代の流れと一言でまとめることは簡単ですが、コミュニケーション能力は小さい時から多くの人と話すことで身に付くと思います。
大人になっても多くの人と話すことでスキルアップする能力なので、少し意識してスマホ中毒から脱却する必要があるかもしれませんね。
因みにかず君の移動中は、
ぼーっとしたり、
一日の反省をしたり、
明日の予定を立てたり、
BBCニュースを聞いたり、
英単語を勉強したり、
研究のテーマを立てたり、
研究の考察考えたり、
ブログの記事考えたり、
人間観察したり、
睡眠充電したりしています。
実はどれもこれも自分の好きでやっていることなので、全く苦に感じないのです。
それに前向いている方が周りに何かあった時にすぐに気づけますしね。
さいごに
変な人が多いのですが親切な人もかなり多い欧米、
変な人は少ないのですが親切な人も少ない日本、
どちらにも良いとこと悪いとこがありますが、僕は日本の方が好きなので、誰でもファーストの精神を心がけて生活していきたいと思います。
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