海外と日本のエナジードリンクに違いはあるの?値段以外に内容物も違うの?違いはタウリン

みなさんエナジードリンク飲みますか?

有名どころですと、レッドブルやモンスターかと思います。

レッドブルやモンスターは世界中に普及しています。

海外で飲み物に困ったときに馴染みのある物を見つけると安心して飲みやすいですよね。

そこでふと思ったことありませんか?このエナジードリンク本当に日本と同じなの?

正解を先に言うと、日本のエナジードリンクにはタウリンが入ってい分、アルギニン、ビタミンB2、イノシトールが入っています

値段に関しては、日本のエナジードリンクの方が25-40%割高です。

今イギリスのロンドンに住んでいるので、ヨーロッパのエナジードリンクと比較してみました。

海外と日本のエナジードリンクの違いはあるのか?

違いがあります。特に値段だけは全然違います。

まずはエナジードリンクの二大巨頭の1つ目レッドブルから値段の比較をします。

個人的にシュガーフリーしか飲まないので、レッドブルシュガーフリー250mlの比較です。

 

見た目は英語か日本語かという違いだけで全く同じですね。

ただ大きく違うのはエナジードリンクのお値段。

1ポンド=165円での換算ですが、日本の方が1本あたり50-70円(25-35%)高いです。

次にモンスターを比較してみたいと思います。

レッドブル同様にシュガーフリーしか飲まないのでモンスター ウルトラ シュガーフリーの比較です。

イギリスロンドンでは500mlがスタンダードなので500ml換算で比較します。

モンスターも見た目は全く同じです。

エナジードリンクの値段はレッドブルもモンスターも同じくらい高いです。

1ポンド=165円で換算しましたが、日本の方が1本あたり60-70円(25-40%)高いですね。

物価はイギリスロンドンの方が日本に比べ大体1.2-1.5倍高いです。

物価も考慮すると日本のエナジードリンクの価格は2倍くらいの値段ですね。

値段が高いから日本のエナジードリンクの方が良いものが入っているに決まってる!

と思う方のために内容物を比べてみたいと思います。

エナジードリンクの内容物の比較

レッドブルの内容物を細かく見てみたいと思います。

 

内容物の大きな違いとしては、海外製ではタウリンが入っていますが日本製には入っていません

その代わりに日本製のレッドブルにはアルギニン、ビタミンB2、イノシトールが入っています。

酸度調整剤人工甘味料着色料に少々違いがあるくらいです。

続いてモンスターを比較してみたいと思います。

モンスターは量が違うので()内の100mlの値で比較すると良いです。

モンスターもレッドブル同様に、日本製にはタウリンが入っておらずその分アルギニンが入っています

酸度調整製剤、保存料などに多少の違いがあります。

タウリンは、レッドブルもモンスターも日本製には入っておらず、どうも日本は少し規制があるみたいですね。

タウリンとは?医薬部外品?

タウリンってよく栄養ドリンクの含有物で目にしたことがあると思います。

昔ファイト一発というキャッチフレーズで有名になりましたね。

タウリンは、たんぱく質が分解される過程でできるアミノ酸から合成される物質の1つです。

魚介類や軟体動物に多く含まれ、消化管内でコレステロールの吸収を抑える働きなどを有します。

また、肝臓の解毒能力を強化するといった働きがあります。

タウリンはアミノ酸の一種から合成されるのですが、日本では合成品は医薬品扱いになります(海外では食品添加物)。

日本でタウリンを含もうとすると「医薬部外品」としての許可が必要になります。

医薬部外品として販売するには

・内容物が規格内である必要がある

・製造・出荷をする業者が薬事法に基づいた許可を取得

・販売する品目ごとに製造販売承認が必要

医薬部外品として売るにはこれだけ規制を通過しないといけないません。

さらに、海外から輸入する場合は海外の製造業者が日本での製造業の許可のレベルの要件を満たしている必要があります。

そうなると、タウリンを取り除き、ある一定の規格を満たせば販売できる清涼飲料水にした方が楽なのが分かると思います。

因みに、医薬部外品になると効能効果を宣伝することが可能になります。

ファイト一発の栄養ドリンクは医薬部外品なので「滋養強壮」と効果を宣伝できるのです。

しかし、エナジードリンクは清涼飲料水なので「滋養強壮」と宣伝することはできません。

エナジードリンクは体に悪いのか?

エナジードリンクは体に悪い。と思い込んでいる方が多いと思います。

しかし、シュガーフリーであれば内容物を見る限り個人的にはそうは思いません。

かと言って特に体に良いものが入っているわけでもありません(海外はタウリンが入っていますが)。

カフェインがー、という方がいらっしゃいますが日本食品標準成分表 2020 年版の資料をみると

カフェイン含有量(100ml 当たり)

コーヒー 60mg

紅茶  30mg

せん茶、ほうじ茶、ウーロン茶 20mg

玄米茶  10mg

レッドブルが32mg、モンスターが40mgなのでコーヒー紅茶と同じレベルなんですよね。

因みにコーラのカフェイン含有量は100mlあたり8mgです

厚労省が出しているカフェインの目安基準では、健康な成人は最大400 mg/日です。

成人であればエナジードリンクは一日に1-2本くらいまでは比較的安全なレベルかと思います。

個人的には海外でエナジードリンクを飲む分にはコスパ的にも良いのかなと思います。

ただでさえ海外ではコスパが良いのに、更にコスパが良いレッドブルの後発品を見つけたのでご紹介したいと思います。

レッドブルの後発品 Blue Bolt

 

イギリスの大型スーパーのSainsbury’sが販売しています。

1本あたりのお値段がなんと純正より半額‼

半額と言っても中身も半額だと意味がないので、栄養素を比べてみます。

海外のエナジードリンクで最も重要なカフェインとタウリンの量は同等です。

ただ、ビタミン系の含有量が後発品でやや少なめでその他の内容物も少し違いますが全体的に殆ど同じですね。

薬の後発品と同じような原理でできていますね。

気になるお味ですが、純正のレッドブルも後発品のレッドブルも同じような味です。

さいごに

今回は海外と日本のエナジードリンクに違いがあるのか調べてみました。

価格は日本の方が25-40%高くて高級な清涼飲料水でしたね。

レッドブルもモンスターもタウリンがあるかないかという点と、その他に使われている添加物に違いがありました。

結局、コーヒーや紅茶と似たようなカフェイン量なので飲みすぎなければ体に害は無さそうなイメージです。

カフェインを炭酸ジュースで注入したいときに飲む感じですかね。

通常の糖分が入っているエナジードリンクはカロリーがジュース並みに高いので飲みすぎに注意してください。

海外で飲む分にはお得なジュースなので是非試してみてください。

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