イギリスロンドンにある数学者Thomas Bayesのお墓参り!Bunhill Fields Burial Ground

皆さん Thomas Bayes さんをご存じですか?

数学や統計学を真似んでいる人以外は知らないと思いますがとてもすごい方なんです。

そんな凄い方のお墓が職場の近くにあるのでお墓参りに行ってきました。

今回の記事のハイライト

  • Old Street駅から徒歩5分と近いところにある
  • 日本のようなザお墓感がないので入りやすい
  • 通路側から墓石を見ると名前が違うので分かりづらい

お昼時には皆さんベンチでランチしているくらい入りやすいので是非行ってみてください。

イギリスロンドンにある数学者Bayesのお墓参り

Thomas Bayes(トーマスベイズ)は1701年に生まれ1761年4月17日に亡くなりなりました。

イギリスの長老派の牧師であり数学者でもありました。

Thomas Bayes の功績と言ったらベイズの定理だと思います。

ベイズの定理とは、ある事象に関連する可能性のある条件についての事前の知識に基づいて、その事象の確率を記述するものです。

このベイズの定理を応用したのが眼科の視野検査のアルゴリズムであるSITAに使用されているベイズ推定になります。

ベイズ推定とは、観測された事実からそれの起因である原因事象を確率的な意味で推論することをいいます。

視野検査でいうと、計測された閾値から事前に蓄積してある視野異常の閾値と照らし合わせて確率的な推論を行いながら検査することになります。

眼科の人じゃない方には全く分からない事だと思いますが、150年前にこんな数学が確立していたなんて凄いんですよね。

このような偉大な方が Old Street駅近辺の Bunhill Fields Burial Ground という墓地に埋葬されています。

以前は現在の留学先である University College London に昔留学していた夏目漱石の下宿先を巡りました。

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今回は、今丁度ベイズ推定を使った研究に携わっているので一度 Bayes のお墓参りに行こうと決めました。

墓石などの文字は消えかかっていて分かりずらいのでこの記事を予習資料に使って頂けたら幸いです。

Bayesが埋葬されているBunhill Fields Burial Ground

こちらが実際に Thomas Bayes が埋葬されている墓石になります。

まずはお墓がある Bunhill Fields Burial Ground の位置関係からお示しします。

Old Street駅からは歩いて5分もかからない所にあります。

出入口は二カ所あり、入ったところにそれぞれ以下のような看板があります。

敷地の中は出入り自由なのですが、実際のお墓は柵に囲まれていて中に入れません。

日本の墓地の様にザお墓感はなく、真ん中の通路を抜け道として沢山の方々が歩いて入りやすいです。

また墓地内にはたくさんベンチがあり皆さんお昼をここで食べています。

墓石はかなり古く文字が読みにくいので看板で位置を確認してから行くことをおススメします。

敷地内の地図を拡大したものがこちらになります。

真ん中の四角いエリアの左上に Bayes と書いてあるのがお分かりいただけると思います。

目印としては横に大きな木があり、お墓は四角い箱になっていることです。

その近辺には箱型の大きなお墓はこれしかないので近くまで行くと分かります。

通路側から見ると Thomas Cotton と書いてあり別人か?と感じると思います。

この面とは反対側に Thomas Bayes と書いてあるみたいですが柵の中には入らないと見えないみたいです。

さいごに

今回はベイズの定理で有名な Thmas Bayes のロンドンにあるお墓のご紹介でした。

数学や統計を勉強していると「ベイズ」という名前を良く目にします。

眼科の検査機器で今当たり前のように使用されているアルゴリズムが約150年前の定理を基にしているなんて凄いなと思いました。

所縁のある方は是非一度訪れてみてください。

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