イギリスロンドンで生卵を食べても安全?イギリスの卵事情「British Lion Eggs」の印を確認しましょう

日本では当たり前のように生卵が食べれます。

しかし、海外では火を通さないと卵は食べられないと聞いたことありませんか?

確かに一昔前ではまぁ食べない方が安全でしょう。という感じでした。

しかし、ここ数十年で環境は劇的に改善し「British Lion Eggs」の印があれば安全に食べられます

すなわち、イギリスでも卵かけごはんが食べられます。

個人的には日本にいたときから生卵を食べるのは牛丼にかけるくらいだったので殆ど食べません。

ただ、半熟の目玉焼きは好きなのでここイギリスロンドンでもよく食べます。

今回はイギリスロンドンにおける卵事情を少しお話ししたいと思います。

イギリスロンドンで生たまごを食べても安全?

答えは「Yes」です

はじめに日本のお話しをしたいと思います。

農林水産省のWebからの引用ですが、日本で安全に生卵が食べれるのは食中毒の原因であるサルモネラ菌による汚染が少ないからです。

なぜ日本でサルモネラ菌の汚染が少ないかというと、物凄く厳しく管理されているからです。

しかし、安全大国日本においても必ずしも100%安全というわけではありません

原因となる食材が不明な例も含まれていますが、日本でもサルモネラ菌による食中毒は年間400-300人程度います(厚生労働省の食中毒統計)。

それではイギリスは養鶏の管理がずさんなのか?

確かに外国人は結構大雑把な方が多く仕事態度は日本人ほど勤勉ではありません。

しかし、1998年からThw British Lionという食品安全計画が施行されサルモネラ菌に汚染した卵は激減しました

そしてイギリスの食品基準庁も公式に半熟の状態や生の状態でも食べて大丈夫と言っています

しかし、イギリス中の全部の卵が安全というわけではありません。

安全な卵を選ぶ基準

・ちゃんとしたお店で卵を購入する

・賞味期限以内に食べる

・British Lion Eggsの印がある卵を買う

British Lion Eggsって何?と思うので説明したいと思います。

British Lion Eggsの印を確認する

こちらはロンドンのスーパーでよく目にする12個入£1.99(約330円)の卵です。

見ての通りライオンのマークが British Lion Eggs のマークになります。

中を開けるとこんな感じになっています。

日本だと卵の殻は白いのが一般的ですが、イギリスでは茶色いのが一般的です。

British Lion Eggsのマークはパッケージの中にもしっかり印字されています。

イギリスではなんと卵自体にも印字されています。

実は印字する義務があるんです。

さらに、イギリスでは Egg Code が明記されているのも特徴です。

Egg Codeとは?

England と Wales で卵を販売するには Egg Code とよばれる印字する義務があります。

Egg Code に示さなくてならないものは以下の3つです

Egg Code

1. 農法(飼育方法)

2. 原産国

3. 生産者番号

実際に卵にも印字しなくてはなりません。

例えば、この卵(1UK13137)を例にして説明しますと

農法(飼育方法)は放し飼い原産国はUK生産者番号は13137 となります。

因みに、賞味期限(Best befre date)は12月18日までとなります。

生産者番号は Animal and Plant Health Agency (APHA) に登録することによって取得できます。

すなわちこのように明確にされている卵は安全という証明になります。

日本の養鶏はゲージの中で飼育されているのが殆どなので Egg Code の農法(飼育方法)は3になりますね。

パッケージをよく見ると、農法(飼育方法)における Free Range(放し飼い)の定義が書いてありました。

養鶏たちは、日中8時間以上は外で放し飼いにされ、夜は広々とした小屋の中で寝ているそうです。

イギリスで卵を買う時の注意点

結構日本では考えられない事が起こるのが海外です。

買う前に中身を確認

これはよく見る光景なのですが卵が割れています。

1個なら良いのですが2個割れていたのを見たことがあります。

この卵は見た目で直ぐに分かるのですが、時々下の方のヒビ程度で見えない時があります。

そういった卵は中身が染み出て乾燥しパッケージとくっついていますので、必ず触って確認するのも大切です。

賞味期限

卵は比較的回転率が良いので、通常の大きいスーパーですと気にする必要はありません。

しかし、Food Lossよりも賞味期限の管理を徹底する日本とは違い、海外では賞味期限が当日の物も普通にあります。

当日に食べきれるのであれば問題ないのですが、卵のように数日は保管するものは気を付けましょう。

ゴミの捨て方

卵の殻は Food waste 生ごみパッケージはRecycling waste 資源ごみになります。

ゴミの削減と分別は我々の義務ですのでしっかり行いましょう。

かず君PhD

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まとめ

今回は、イギリスロンドンの卵事情についてお話ししました。

昔は噂通り半熟や生の状態で卵を食べるのは危険でした。

しかし、最近では安全性が担保されているので気にせずに食べて大丈夫そうです。

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