ヨーロッパ諸国に行った時に、トイレに便器が2つあった経験はございませんか?
子供の布おむつを洗うのか?大人の下着でも洗うのか?または大と小を使い分けるのか?
正直な話し、色々疑問を持ちました。
実は以下の2つの便器のうちの1つは西洋式ウォシュレットなんです!
正解を先に言いますと、左が大小用便器、右がウォシュレットです。
イタリアに行った時にイタリア人の友人が所有しているゲストハウスに泊めて頂いた時に使い方を習いましたのでシェアしたいと思います。
僕は好奇心旺盛なので勿論試しましたが、潔癖な方はまず使わないかなと思います。
ヨーロッパ諸国にたまにあるウォシュレット(ビデ)の 歴史
そんなん調べてる暇あったら論文書きなさいと怒らないでくださいね。
まずは何でも解説が載っているウィキペディアにで勉強しました。
ウォシュレットとはTOTOが販売している温水洗浄便座の商標なんですね。
しかも、日本が開発したと思っていましたが、元は1960年代にアメリカから輸入。
その後、TOTOが日本で発売し始めたのが歴史のようでした。
僕がイギリスで研究者やっていた時に、研究室の仲間に日本のトイレの素晴らしさを説明している時、washletと発音していました。
みんな washlet を知らなかったのですが、washletは和製英語なので知らなくて当然ですよね。
外国人に説明する時はbidet [bidéi] ビデと発音しましょう。
これから先はウォシュレットをビデと言いたいと思います。
イタリアのビデ事情
イタリアでは各家庭やホテルなどでビデの設置が義務付けられているようです(イタリア人の友達情報)。
僕が旅行したスイス、フランスにはあったりなかったりといった感じでした。
今となってはヨーロッパ全土にあるわけではなく、殆どの国で撤去されているようです。
因みに、イギリスの住居にも友人の家でも日本式ウォシュレットを一度も見かけたことはありませんでした。
しかしロンドンで有名な Harrods には日本式ウォシュレットが設置されています。
ヨーロッパは水が硬水であるため、軟水フィルターを付けないと詰まって使えなくなってしまうそうです。
そのため、工事費用もメンテナンス費用も高いので人気はないようです。
一応このくらいの値段で売っています。
商品だけで10万円といった感じです。
ビデの使用目的と使い方
排泄後の肛門の洗浄が目的ですが、極稀に性行為前の洗浄にも使うことがあるそうです。
(バスルームにトイレと一緒にシャワーがあるんだからシャワー浴びろ)
決しておむつ洗浄、下着洗浄、お小水をするところではないので注意してくださいね。
ヨーロッパ式のビデは「水を溜めて洗うタイプ」と「下から水が噴き出るタイプ」の2種類あるようです。
聞くところによると、殆どが前者の水を溜めるタイプのようです。
勿論ビデ用のソープはあるのですが、基本的には手で洗います。
使い方の流れです。
① 大小用の便器の方で用を済ます。
② トイレットペパーで付着物を除去。
③ ビデ用の便器にお湯と水を混ぜて適切な温度の水を溜める。
④ ビデ用の便器におしりを付けてビデ用のソープを使い左手で洗う。
⑤ 濡れたお尻はトイレットペーパーで拭き、大小用の便器に流す。
⑥ 洗面台で手を超絶綺麗に洗う。
右手は主に握手の時に使うので左手を使うのがマナーらしいです。
機械に洗ってもらうか素手で洗うかという点が大きな違いで、基本的には日本のウォシュレットで洗浄する時と同じ流れですよね。
実際に使った感想
初めて感じた新感覚と言うのが正直な感想です。
お風呂で体を洗うときにタオル等を使わずに手で洗う方は抵抗なく使えると思います。
全部で3泊し、毎朝うんちをしましたがビデを使ったのは興味本位の1回です。
何故かと言うと、朝食を取り用を足した後シャワーを浴びるからです。
ビデ初体験後はいつも以上に手を良く洗いましたね。
さいごに
先日、このイタリア人の友達を初めて日本に連れてきました。
日本式のビデの使い方を教え使ってもらったら物凄く興奮してました。
今となっては、ビデは日本の公共施設のどこにでもありますし、冬の寒い時も便座が温かく素晴らしい物ですよね。
しかし、西洋では水が硬水で、ノズルがミネラル成分の結晶で詰まるので簡単に日本式ビデが使えないようです。
いつも日本に帰るとビデの有難みを実感します。
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