カナダのノバスコシア州ハリファックスは、雷・ハリケーン・ストームなどで停電します。
地元の人に聞くと平均して年5回は停電するそうです。
ハリファックスでもウォーターフロントだけは電線が地下に埋められているので停電になりません。
その他のエリアは電線が地上にあるので概ね停電します。
ハリファックスで良く起こる停電はこんな感じです!
基本的に風が強い日か雨が強い日は予想通り停電します。
カナダは国土が広い分全部の電線を地下に埋められないので仕方ありません。
ただ、天気予報から停電が予想できるので事前に備えることができます。
そんなこと言ってもしょっちゅう停電するのでいつ起きても良いように基本的に備えています。
今回はハリファックスで良く起こる停電の状況をシェアしたいと思います。
結論からすると暗くて何もできないので寝るしかありません。
今回の記事ではあったら良いもの6選も最後にご紹介したいと思います。
停電が起こりそうな天気
夏になるとゲリラ豪雨みたいなのがハリファックスでも起こります。
ここ数日 iPhone の天気予報でも気温30度超え体感温度40度近くという異常な暑さが何日かありました。
こんな時に来るのがゲリラ豪雨ですよね。
今回停電した日は17時くらいになり急に曇り始め、雷がなり、
10分くらいしたら一発バカでかい雷が落ち部屋の中が暗くなり電化製品も全て電源が落ちてしまいました…。
部屋から外を見ると、
停電した時何をしていたか?
18:30から研究者友達と釣りに行く予定でした。
その前に洗濯物と皿洗いを済ませておこうと思いちょうどやっている最中でした。
食洗機に関しては終わりかけていて最後の乾燥の状態でした。
ロックを解除して扉を開けて後は自然乾燥で問題ありませんでした
問題は洗濯機…。
以前の記事でご紹介しましたがハリファックスのマンションの共用
日本では、洗濯機は一家に一台洗面所に置く文化ですよね?
イギリスロンドン・カナダハリファックスに住んで感じたのは国が違えば文化もここまで違うのか。ということです。
イギリスでは何故か洗濯機は殆ど全ての家で台所にあります。
この[…]
洗濯している途中で電源切れると、
停電中に覗きに行ったら水量がマックスで泡立ってる最中に止まっ
さてどうしようか?
一個一個取り出して復旧と共にやり直すべきか?
奇跡的に再度動き出し続きから始まるんじゃないか?
と2つの仮説が立ちます。
停電から電気が復旧した時にどんな動きするのか気になるので後者の仮説にかけて放置しました。
結果、停電から復旧後は続きから始まり放置して正解でした!
海外で生活するようになって身につけた事は何か事が起きたときは暫く放置して経過観察です。
日本みたいに効率よく事が進む事は本当に稀なのでとりあえず暫く経過観察というのは大事です。
今回は
停電の状況はNova Scotia Powerでチェックできる
どの辺が停電していて復旧までどのくらいかかるかをweb上でチェックできます。
ノバスコシア州の電気は Nova Scotia Power によって供給されているのでここでチェックできます。
電気がつかない時に地域全体が停電しているのか又は単にブレーカーが落ちただけか確認でます。
停電の場合は復旧の予測時間が出るのであとどれくらいの辛抱か予測できます。
今回は最初の発表で復旧は19:30となっていました。
しかし19:00過ぎくらいに情報がアップデートされ復旧の目処は23:
結局22:30頃にパチっと電気が着き停電から復旧しました!
この停電で一所懸命に復旧作業に取り組んでいる電力会社の方々にプレッシャーを与えるような考え方を持ってはいけません。
数時間停電したって一般市民はそれなりに生きていく術を持っています。
明日くらいまでには宜しくお願いします。
くらいの気持ちで構えるのが一番です。
一回停電したら復旧を待つのではなく明日のこと考えて寝るのが一番かもしれません。
雨風強かったゲリラ豪雨後の様子
結構激しい雨と風だったのでテラスのテーブルセントは無残にも吹っ飛ばされていました…
家にいてもつまらないのでとりあえず雨が止んでから外に出ました。
マンションの廊下はいつもは電気がついていて明るいのですが非常灯しかついておらず暗め。
エレベーターは止まっているのかと思いましたが動いていました。
どうやら殆どのマンションは最小限の自家発電をもっているみたいです。
11階に住んでいるので助かりました。
道の信号機はもちろん全部消えていました。
信号のない交差点では4 wayのルールが適応されるので停電が起きても車はスムーズに行き交っていました。
皆さん慣れているようですね。
近くの道路は工事しているのですが、看板は風で倒されてました。
停電中スーパーはどうなっているのか気になったので、御用達の Sobey’s に行ってみました。
海外を含め新天地で生活を始める場合スーパーマーケットが近所ににあるということは生活の質を保つ上で重要です。
海外では日本のように1,000円以内の外食で美味しくてお腹いっぱい食べることはできません。
そのためお昼ご飯を含め完全に自炊[…]
Sobey’sも停電地区にギリギリ入っていましたが普通にやっていました。
レジのカード決済もいつも通り行えていました。
近くの Subway は開いてはいましたがお客さんはいませんでした。
次はお店が集中するSpring Garden road の方に行ってみました。
この辺はハリファックスの中枢に値するところです。
ここはギリギリ停電から回避されていた地区なので通常通りの営業でした。
停電の街を散歩していたら小腹が空いてきました。
今日はステーキを食べる予定でしたが電気の復旧が夜中なので調理はできません。
お手頃価格で美味しい日本食が食べれる Ko-Doraku に行きました。
皆さん海外に行った時に急に日本食が恋しくなったりしませんか?
海外では基本的に現地の食べ物に馴染みますが時に日本食が恋しくなります。
寿司、うどん、牛丼、天ぷらなどお腹いっぱい食べたくなります。
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Ko-Doraku も停電から免れている地区なので通常営業でした。
お肉が食べたい気分だったので牛丼にしました。
日本の牛丼のように超薄切り肉ではないのですが味は牛丼の味です。
卵も乗っていて結構好きなメニューです。
その後家に帰ったのですが真っ暗で何もできません。
ベッドでゴロゴロしながら研究のこと考えながら結局寝ました。
停電時にあった方が良いもの
日本でも地震などの災害で一時的なライフラインの麻痺に備えて備蓄品を用意していると思います。
北米大陸でもハリケーンなどでライフラインが寸断されます。
これから海外に住む方や既に住んでいる方も含めこういった事態に対する備蓄品は大事です。
今までの経験から
① バッテリー
短期戦で回復すれば問題ありませんが、
僕ばバッテリーを必ず用意しています。
スマホは停電しても動くことが多いので必需品になります。
② ライト or キャンドル
僕はベーチェット病という難病を患い目が悪いので暗いところが苦手です。
そのためザバイバル用の小さなライトを常に何個か携帯しています。
これは日常生活の暗いところで使うのですが、停電の時にも大活躍します。
またキャンドルはアロマキャンドルの大きいのを1つ持っていると良いですよ。
停電の暗闇がロマンチックになります。
ロンドンにいた時に一度停電しましたが家の中が良いにおいになりますし停電を逆に楽しめます。
③ 防寒具
夏場はいりませんが寒くなった時の停電ではセントラルヒーティングも止まってしまいます。
フカフカの毛布とかあると気持ち良く過ごせます。
停電後は余熱で1~2時間は暖かさをキープします。
ハリファックスも冬はマイナスの気温になるので冬の停電には注意が必要です。
④ 食材
お湯も沸かせないとなるとすぐに食べれる食材は大事です。
食事時に停電が重なると調理ができません。
毎朝ゆで卵を2個食べるので、冷蔵庫内に常にストックがあります。
茹でた状態で保存しているのですが、
他には、ヨーグルト、
常に多めに買っておくのは良いですね。
お菓子は喉が渇いたりするのであんまりおすすめはしません。
また冷蔵庫は何度も開け閉めすると冷気が逃げてしまうので最小限にした方が良いです。
⑤ カセットコンロ
あればあったで鍋とかに使えますので便利ですが海外だと中々売ってないんですよね。
でも、
韓国や中国の食料品店にも置いてあったりします。
お金にゆとりのある人は用意しておくと停電の時大変便利です。
お湯が沸かせるだけで全然違います。
⑥ 汗ふきシート
停電で電気が止まるとシャワーも浴びれなくなります。
ハリファックスは夏でも湿度と気温がそんなに高くないので体はべとつきません。
ただ汗ふきシートなどで全身を拭けると気持ちよく眠れます。
ハリファックスでも購入できますが日本の物の方が良質なので1個持ってくることをおススメします。
さいごに
基本的にハリファックスで停電しても、ウォーターフロントのお店はやっています。
食べる物に困ったら外食するのがいいかもしれません。
ただ嵐の中の停電ではそうはいかないのでやはり海外でも備蓄品を用意するのは大切だと思います。
今回は結果的に22:30くらいに電気がバッと着きました。
街中からフォ〜〜と歓喜の声や拍手がたくさん聞こえてなんか平和な街で生活できて幸せだなと感じました。
ハリファックスに数十年に1度の大きなハリケーンがやってきた日はなぜか奇跡的に停電は免れました。
不思議ですよね。
皆さん台風やハリケーンの恐ろしさは知っていますよね?
経験したことのない雨や風を体験するとドキッとしますよね。
このまま水が溢れたら流されるのではないか?
もう少し風が強くなったら家が壊れるのではないか?
様々な恐怖を感じますよ[…]
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