こんにちは、永遠の修行僧かず君PhDです。
皆さんLGBTって意味はともかく聞いたことありますよね?
L:Lesbian(女性同性愛者)
G:Gay(男性同性愛者)
B:Bisexual(両性愛者)
T:Transgender(性別越境者)
の頭文字をとった単語で、セクシャルマイノリティー(性的少数者)の総称のひとつです。
このような方々の権利を主張するパレードの事を、ハッピープライドと言います。
このハッピープライドは世界中で行われます。
ハリファックスでも、ハッピープライドのパレードが毎年盛大に行われます。
今回の記事では、ハッピープライドのパレードを見に行ってきましたので、シェアしたいと思います。
LGBTのフラッグ
ウィキペディアの情報によると、このフラッグはカリフォルニアに発祥を持ち、今では世界中で使われているそうです。
1978年にギルバート・ベイカー氏がデザインし、数度の修正が行われ、 2008年の時点で赤、橙、黄、緑、青、紫の6色構成になったようです。
パレードなどでは皆このフラッグを掲げています。
ハリファックスではハッピープライドの期間は10日間くらいあります。
この時期になると、道路や横断歩道にこのカラーがプリントされます。
LGBTの認識
日本でも昔のドラマ “3年B組金八先生” で女優の上戸彩さんが Transgender の役を演じましたね。
これを期に皆さんの認知は高まったと思います。
世界中でLGBTの活動が盛んになってきたため、他の Lesbian、Gay、Bisexual に対する皆さんの認識も広まりましたね。
でもまだ海外に比べると、日本全体としての認識は低いかなと思います。
日本では書類記載の時、性別を選ぶ欄に男か女の二択しかありませんよね?
海外では、male・female・other のように三択になっていることが結構あります。
ロンドンでは入職の書類の時に、好きになる性の対象ところに、heterosexualL(異性)・homosexual(同性 )・bisexual(両性)・transgender のように選択肢があります(他にもっとありました)。
事前に情報を知ることによりその方々が働く際に、不利な環境におかれないように配慮されていました。
これは日本に限った事ではありませんが、minority というのは majority に比べ偏見の目でみられる傾向があります。
群れで生きていく種にとってみたらこれは仕方のない事です。
実際に、イギリスやカナダに住んで感じましたが、LGBTの認識が広がっていても偏見を持っている人も少なからずいます。
また、人間の世界だけでなく、動物の世界でもあるのかなと思います。
同じ種類の動物でも、ちょっと周りと外見が違ったり、気性が違ったりすると、群れに入れず孤立したりしますよね。
研究の世界でも同じで、minority の考え方は majority の方々から偏見の目で見られたりします。
でもこれだけは言えるかなと思います。
人間の素晴らしい(単純?)ところは、minority であっても繰り返し情報発信して majority に訴えかければ、それが minority ではなくなる
という事です。
LGBTの祭典は、LGBTが minority ではなくなること、そして LGBT の方々が自分に誇りを持って生きていけるようになるためのものです。
ハッピープライドパレード
Halifax pride の web があるので、こちらで毎年のパレードの日を確認してください。
ルートはカジノの方から始まり、Barrington St を通り、Spring Garden Rd の方に右折し、最後はPublic Garden の横を通過します。
今回はSpring Garden Rd と Public Garden の交差点付近から見ていました。
この日はハリファックスではあまりない30度越えの快晴で、パレード日和でした。
時系列で画像を添付しますのでお楽しみください。
まずは軍の方々でしょうか?音楽を演奏しながらの行進です。
その後ろには大きなトラックが続きます。
ここからは落ち着いた雰囲気が一転し、どんどん派手になっていきます。
最初にいた場所は日陰だったので、観客が沢山いましたが、反対側は日向だったせいか人が少なかったので、反対側に移動しました。
日本の夏で鍛え上げた暑さへの耐性がここで役立つとは!
移動したとたんに刺激的なパフォーマーの方々がやってきました!
会場大盛り上がり!
暫く落ち着いたパレードが続きます。
この方めちゃくちゃ盛り上げ上手で、沿道の観客と写真を撮ったり楽しそうでした。
また暫く落ち着きを取り戻します。
スーパーパフォーマーの方がちょいちょいやってきます。
この方が一番盛り上げてました!
終盤に近付くにつれて規模が大きくなっていきます。
最後にまた、最高のパフォーマーの方々がやってきました!
こちらが最後の〆の集団でしたが、その後に沿道の観客も加わり大行列の行進となりました。
番外編
ニュース記事で読んだのですが、かず君が働いている QEII hospital の Accident & Emergency(救急外来)ではこの日、いつもより5%多い心臓に関する急患が運ばれてきたそうです 。
これがパレードの興奮に関係しているのか、異常に暑かった日の中で行われた事が原因かは不明らしいですが、そんな事があったそうです。
さいごに
この日は本当に天候にも恵まれ、最高のパレード日和でした。
見た目では皆さんヒトですが、体系が皆違うのと同じように、心での考え方も皆違って当然ですよね。
minority かもしれなくても、それを主張し続ければいつかは minority ではなくなります。
何事も継続が大事であること、そして今までの常識という偏見を捨てて色々な考え方に触れるということが色んな人たちを理解する上で大事であるとを海外生活で学んだ気がします。
ハリファックスでは日本人会によるイカ踊りのパレードもあります。
こんにちは、永遠の修行僧かず君PhDです。 KazukunORTPhD、 kazukun_phd カナダ ノバスコシア州 ハリファックスという町は、日本の函館と姉妹都市協定を結んでいます。 Facebook公式アカウントがありま[…]
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