1912年に豪華客船タイタニック号が沈没したのをご存じでしょうか?
1997年に映画タイタニックが上映されたので知っている方も多いと思います。
映画を観て実際のタイタニックのこともう少し知りたいなって感じませんか?
ハリファックスはタイタニック号が沈没した時に救助船を出したこともありタイタニックゆかりの地でもあります。
しかし救助船が着いた時には生存者はおらず遺体の回収をして帰港したという悲しい歴史もあります。
今回はタイタニックの歴史が展示されているミュージアムを訪れました。
今回の記事のハイライト
- Maritime Museumはウォーターフロントにある
- 入館料は大人500円くらい
- タイタニックブースはそこまで大きくない
- 当時のチケット代や客室の様子を知れる
- 各階級の犠牲者の体験談がある
ハリファックスでタイタニックの歴史を知れるMaritime Museum
Maritime Museum はハリファックスの歴史を展示しているのでタイタニックだけのミュージアムではありません。
2階の一角にタイタニックのブースがあります。
建物はウォーターフロントにあります。
電話:: +1 902-424-7490
営業時間:
Open | Close | |
月 | 定休日 | 定休日 |
火 | 9:30 | 20:00 |
水 | 9:30 | 17:00 |
木 | 9:30 | 17:00 |
金 | 9:30 | 17:00 |
土 | 9:30 | 17:00 |
日 | 13:00 | 17:00 |
入館料大人(18歳-64歳)CA$5.15シニア(65歳以上)CA$4.40ユース(6歳-17歳)CA$3.10子供(5歳以下)無料家族(大人2人子供6人まで)CA$11.85
タイタニックのブースのご紹介
行く前に大きなタイタニックミュージアムと勝手に想像していたので実際小さいなと感じました。
この写真のブースの外にも少し資料があるのですが全体的に20-30m2くらいの大きさです。
本記事の写真をクリックすると高解像度で見ることができます。
それでは見て回っていこうと思います。
まず入口になります。
入ってすぐにタイタニック号に乗っていたお客さんと乗組員について展示されています。
説明の拡大写真がこちらになります。
このすぐ右側にはタイタニックが沈没した現地に行った救助船のジオラマがあります。
先程も少しお話ししましたが救助船が着いた時には海には遺体しか浮いておらず遺体を回収しただけでした。
それが船首の所で再現されていました。
更に奥の方に進むとタイタニック号の客室を再現したジオラマと説明があります。
左側が1stクラス、右側が2ndクラスになります。
1stクラスのジオラマの中を覗くと当時の1stクラスの客室が再現されています。
何枚も撮ったのですが硝子の反射が強くこれがベストでした…。すみません。
中はアンティーク調の家具とお洒落な内装で流石1stクラスといった感じでした。
続いて2ndクラスの写真はこんな感じです
1stクラスに比べると狭いお部屋になりますが、内装は1stクラスと同じくらい豪華でした。
向かい側に3rdクラスのジオラマがあります。
3rdクラスは一番下の階級で今でいうエコノミークラスです。
客室内はこんな感じです。
一気にランクが下がりましたが、僕なんかはむしろこっちの方が馴染み深いです。
タイタニック号が沈没したのは約100年以上も前ですが、実際の各クラスのお値段気になりませんか?
タイタニック号の乗船料金(米ドル)
1stクラス: Family $1,197, Single $138
2ndクラス: Family $190, Single $63
3rdクラス: Family $104, Single $36
1900年頃は1円が1米ドルに相当していたようです。
当時の1円は現在の1-2万円に相当すると言われています。
すなわち間をとって1.5万円で換算してみますと
タイタニック号の乗船料金(日本円換算)
1stクラス: Family 1,800万円, Single 200万円
2ndクラス: Family 285万円, Single 95万円
3rdクラス: Family 156万円, Single 54万円
ジオラマの横に実際に乗船していた方の紹介文があったのでご紹介します。
1stクラス Helene Baxterさん
息子さんと娘さんを連れて出張と休暇を兼ねた旅行からの帰り道にタイタニックに乗ったようです。
息子さんがお母さんとお姉さんが救命ボートに乗ったのは見たもののその後行方が分からなくなったみたいですね。
2ndクラス Dr. Alfred Painさん
オンタリオ州ハミルトン出身のPainさんはトロント大学医学部の首席となりヨーロッパに留学していました。
Painさんは不定期船で帰国しようとしていましたが親友に誘われタイタニックに乗船してお亡くなりになったそうです。
3rdクラス Neshan Krekorianさん
Kreskorianさんはトルコの迫害から逃れてきたアルメニア人の移民でした。
3rdクラスの3/4はお亡くなりになった中、Kreskorianさんは生き残りました。
その後家族を育てましたが残りの人生において水に恐怖を抱いて生きたようです。
これらの展示エリアを出たところにもいくつか掲示物がありました。
こちらはタイタニック号が沈没した原因であろう氷山の写真です。
正確な氷山かは不明らしいですがグリーンランドとバフィン島からの流氷のようです。
この下に見える黒い覗き窓を覗くと、当時の沈没の様子が再現されています。
真っ暗で何も見えない中タイタニック号の灯だけで凌いでいたようですね。
その他には、タイタニック号の船内にあった1stクラス専用のラウンジに続く豪華な階段が再現された絵がありました。
実際にこの階段で使用されていた物も展示されています。
ラウンジに使用されていた物も飾られていました。
さいごに
今回はハリファックスのウォーターフロントにあるタイタニックの歴史が展示されているMaritime Museumをご紹介しました。
客室などの再現があったりして大変興味深かったです。
個人的にタイタニック号のチケットの価格が衝撃的で貴族の乗り物だったんだなと感じました。
ハリファックスには犠牲者の共同墓地があるので興味ある方は訪れてみてください。
1997年に上映されていた映画「タイタニック」覚えていますか?
2年間ロンドンに住んでいたのですが映画タイタニックは結構な頻度で放送されていました。
今カナダのハリファックスに住んでいるのですが、タイタニック号と繋がりがあります。
[…]
イギリスのサウザンプトンにある Sea City Museum にも行っていますのでこちらもご覧ください!
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